SLAYER / World Painted Blood
10thアルバム。前作「Christ Illusion」で、デイヴ・ロンバード(Ds)の再加入とともに色んなものがSLAYERに戻ってきた。それらは概ね本作にも引き継いでおり、高純度のSLAYERサウンドが展開されている。ただ徹頭徹尾スピードスラッシュメタルという感じでもなく、4th「South Of Heaven」とはまた違った形でのミドルテンポ開拓を行なっている。2曲目「Unit 731」はハードコア色の強いストレートなスピードナンバー。欲を言えば、一発で脳裏に焼き付くようなキラーチューンが欲しいところだが、それも少し聴き込めばどうでもよくなることだろう。
＜Track 1＞World Painted Blood
