5thアルバム。3rd「Dreamspace」まではティモ・トルキ(G)自身がボーカルも兼任していたが、前作「Fourth Dimension」でティモ・コティペルト(Vo)を加入させたことでギタープレイに専念できるようになり、作品のクオリティーもグッと向上してきた。本作ではさらに、YNGWIE MALMSTEENやDIOなどで腕を奮ってきたイェンス・ヨハンソン(Key)、RAGEやMEKONG DELTAをはじめ数多くのバンドで引っ張りだこのヨルグ・マイケル(Ds)を加えてメンバー強化を図っている。結果、これまで漂っていたチープ感が完全に消え去り、テクニカルでスピード感のある北欧メロディックメタルの決定盤を作り上げることに成功した。大きな飛躍を果たした1枚である。