大阪のテクニカルデスメタルバンド、SUBCONSCIOUS TERRORの1stアルバム。本作に収められている楽曲は非常にクオリティが高いために当時は海外にまで名が知れており、その事実はあのMONSTROSITYのリー・ハリソン(Dr)もお気に入りの1枚に挙げていたことからも窺える。次から次へと切れ味鋭いテクニカルなリフが繰り出され、その全てのリフに強烈なフックがある。ギターとベースの凝ったプレイがそれぞれしっかりとした輪郭を持っていて音像はクリアだ。ベースはチョッパーなども織り交ぜつつやはりテクニカルな動きを見せ、ブラストビートや２ビートを主体としたデスオ(Ds)のハイセンスなドラミングはそうしたギターやベースのリフに見事に絡みながらがっちりと楽曲を支えている。中古CDショップやオークションで見かけたら即買いだ！