SUFFOCATION / Souls To Deny
復活を果たしたニューヨーク産テクニカルデスメタルバンド、SUFFOCATIONの4thフルアルバム。そのパワーは衰えるどころか、これまでで最もブルータリティ溢れる彼ららしい作品に仕上がっている。だいたい、ブラストビートのフェイドインで始まるところからしてヤバい!再結成メンバーにダグ・セリート(G)がいないのは残念だが、それを感じさせない強力なリフやさらにいかつさを増したフランク・ミューレン(Vo)の咆哮は、完全にベテランの貫禄を持っている。また、2ndリリース後に脱退したオリジナルドラマーのマイク・スミス(Ds)も戻ってきており、アグレッシヴでテクニカルなデスメタルサウンドの土台をガッチリ支えている。オールドスクールの良い部分とニュースクールなブルータルサウンドを融合させた傑作である。ちなみに、デニーじゃないよ、ディナイだよ。