VAN HALEN / 1984
アメリカンハードロックの一大ムーヴメントを興したバンドの1つ、といっても過言ではないVAN HALENの6thアルバム。デイヴィッド・リー・ロス(Vo)在籍時のラスト作となるのだが、「Jump」や「Panama」といった名曲を収めた本作はハードロックの基本として彼らの作品の中でおそらく最も人気が高い。シンセの大胆な導入により更にキャッチーさを増しながらも、エディ・ヴァン・ヘイレン(G)のハードエッジなギターサウンドによる素晴らしいプレイが満載で、全体的にもバランスの良い形になっている。楽曲自体が良くできているから何年経っても色褪せることはない。これこそが名盤たる所以である。本作の前後あたりが彼らの最も華々しい時期であったと言えよう。