アメリカンヘヴィ～パワーメタルバンド、VICIOUS RUMORSの4thアルバム。音的には3rdアルバムの延長線上にあるが、曲のクオリティーがさらにアップ。前作の名曲「Hellraiser」で流した涙は、このアルバムにおいては終始流れっぱなしだ。ザクザクと刻まれるリフ、力強くも美しいメロディーライン、退屈させないリズム隊、ツインギターを最大限に活かした曲構成、どれをとっても完璧である。アルバムを出すごとに前作を遥かに上回る作品を作り上げるという、この底無しの才能には驚かされる。個人的には、これはマーク・マクギー(G)とカール・アルバート(Vo)の功績が大きいと考えるのだが。一家に１枚、いや、１人１枚は持っておきたい超名盤だ。

＜Track 4＞Children