VICIOUS RUMORS / Word Of Mouth
5thアルバム。前作「Welcome To The Ball」があまりにも完成度の高い優れた作品だったために恐らくあまり良い評価を受けていないかもしれない本作だが、実際のところかなり秀逸なアルバムである。スピーディーなアメリカンパワーメタルテイストに溢れていた前作と比べ、ミドルテンポの楽曲が増えたことで一瞬勢いが落ちたと感じるかもしれないが何度か聴いていくうちに、その音の構築力の高さに気付かされるのである。メロディセンスの良さは依然として衰えることなく、カール・アルバート(Vo)の素晴らしい歌唱力やマーク・マクギー(G)の流麗なギターソロなどなど、聴きどころが満載だ。尚、本作が交通事故死したカールの遺作となってしまった。
＜Track 3＞The Voice
