VOIVOD / The Outer Limits
カナダ産プログレッシヴ・メタルバンドの7thアルバム。デビュー当時の音楽形態はノイジーで破壊的なスラッシュメタルだったが、5th「Nothingface」の頃にはプログレッシヴ・メタルバンドとしての地位を確立し、このアルバムではさらに広くロック~メタルシーンに通用する傑作を作り上げた。過去のアルバムに比べると楽曲はシンプルにまとめられているが、もちろんVOIVODとしての個性は存分に発揮されている。初期が好きな方には物足らないかもしれないが、このアルバムの完成度は非常に高い。スネイク(Vo)が歌えば、それはもうVOIVODにしか聴こえないのである。