フルアルバム6作目。打ち込みの4つ打ちビートから始まりギターやドラムスの生音系がかぶさってくる1曲目「External」は、打ち込みと生音の融合度がかなり高く、また本作全体の作風を象徴している。北欧らしい歌メロと相俟ってまさに「Space Avenue」というアルバムタイトルがしっくり来るイメージだ。ヘヴィなギターリフは全編で鳴っているが、9曲目「Main Stream」は特にメタルカラーが前面に出ているナンバー。アルバムを通して各曲の音楽ジャンルが統一されているのは、ここ最近なかったことだ。ま、これが一般的なんだけども。アルバムトータルで見たメタル要素含有率は、彼らの作品の中でもかなり上位。メタル好きのツボを解ってるんだよなーといつも思う。尚、チェリスト3名を擁する同国のバンド、APOCALYPTICAが2曲でゲスト参加している。