オーケストラとの共演のために作曲された楽曲で構成された5thアルバム。実際にオーケストラやオペラ歌手と共にレコーディングを行ない、クラシックとオペラとメタルを融合させたWALTARIサウンドが満載である。こうした手法の先駆的作品の一つと言えよう。1曲目が約6分半経過するまでオーケストラのみの演奏であることからもその本気度が伺える。アルバムのサブタイトルとして「Death Metal Symphony In Deep C」と付けられているが、そのとおりデスメタルプレイがちょくちょく目立つところも興味深い。こういったコラボレート能力の高さと何でも取り入れることが出来るところもWALTARIの大きな魅力なのである。恐るべし、WALTARI。

＜Live / Interview＞