オランダ産シンフォニックゴシックメタルバンド、WITHIN TEMPTATIONの4thアルバム。出世作となった3rd「The Silent Force」に続く本作は、その前作の作風を踏襲しつつ、より豊かな音像を湛えた秀作となった。ヘヴィな部分はよりヘヴィに、艶麗な部分はより艶麗に、それぞれのベクトルが大きくなってメリハリの効いた楽曲が増えているのは進歩の証だろう。ナイチンゲール（という鳥）の声を持つと称されるシャロン・デン・アデル(Vo)の美声も当然健在。2曲目「What Have You Done」は、LIFE OF AGONYのキース・カピュート(Vo)とのデュエットで、これもアルバムにアクセントをつけるのに役立っている。個人的には銀河鉄道999を連想してしまう雰囲気を時折感じたりも。。