AMERICAN HEAD CHARGE / The War Of Art
ツインギターにキーボード、サンプラーまで含めて総勢７人から成るAMERICAN HEAD CHARGEのデビューアルバム。PANTERA系のニューメタルサウンドに更なるグルーヴを追加した感じ。シンセやサンプリング音などでインダストリアル感を出しているが、あくまでも中心にあるのは図太いグルーヴを伴ったヘヴィサウンドである。リズム的にもインダストリアルな感覚を持ったものからモッシュを誘発しそうなものまで、ヘヴィなギターサウンドとあわせて楽曲の個性作りに大きく影響している。また、ボーカルは激烈パートとメロウパートを使い分けて、アグレッションとエモーションの両方を上手く表現している。16曲（約68分）収録のボリューム満点な本作はニューメタル好きにお薦め。