CANDIRIA / 300 Percent Density
ニューヨークの異端児、CANDIRIAの4thアルバム。彼らの音楽はメタリックでカオティックなハードコアを中心としながらも、いきなりジャズへと展開してみたりとかなり個性的。ボーカルもやはりハードコアスタイルがメインだが、途中でラップボーカルを織り交ぜたりといかにもブルックリン出身らしい一面が感じられる。激しくヘヴィに攻めるカオティックな雰囲気の中にもおしゃれ感すら漂うニューヨーカーらしい都会の洗練されたセンスが窺える、非常にクオリティの高いアルバムと言えるだろう。“変わったバンド”と一言で終わらせてはいけない貴重な存在である。是非とも聴いておきたい。