CANNIBAL CORPSE / Vile
クリス・バーンズ(Vo)の脱退という衝撃的な出来事を経て完成した5thアルバム。無限にヘドバンできそうな首の太さを誇るex-MONSTROSITYの新ボーカリスト、ジョージ・フィッシャー(Vo)は、さすがにクリス・バーンズと比べるとノーマルなデスヴォイスということになろうが、楽曲と声質の相性は悪くない。その楽曲はというと、妖しい旋律を奏でるトレモロリフをはじめCANNIBAL CORPSE節を強化しており、意外とボーカリストチェンジの影響を押さえ込んでいる。セカンドステージのスタートを切った1枚。今回もアルバムジャケットはグロくて良い。このままいってほしい。