リー・ドリアン(Vo)率いるCATHEDRALの8thアルバム。一度はアルバム1枚分の楽曲が完成していたものの、BLACK SABBATHからの影響が強く出ていていかにもCATHEDRALな（ありきたりな）内容に満足できず、あらためて作り直したという本作。作り直す前の音は知らないが、結果的に素晴らしい作品に仕上がっている。70年代ハードロックのテイスト豊かな力強いメタルサウンドにリー・ドリアンの歌声が乗れば、やっぱりCATHEDRAL以外の何者でもない強烈な個性を感じ取ることができるのである。ヘヴィなサウンドで軽快なドライヴ感を表現しており、相変わらず爆音で聴きたくなる秀作だ。アルバムのラストを飾るナンバー「The Garden」は、女性ボーカルやバイオリンなども取り入れた27分の大曲！