CHIMAIRA / Resurrection
アメリカのメタルシーンを牽引する中堅バンド、CHIMAIRAの4thアルバム。毎作明らかな進化を見せる合成生物(=キマイラ)は、今回も確実に進化している。タイトでアグレッシヴでスタイリッシュなギターリフはさらにインパクトの強いものとなっており、再加入したアンディ・ヘリック(Ds)が生み出す相性の良いビートと絡み合いながら攻め立ててくる。マーク・ハンター(Vo)の激声は、前作のブチ切れ具合には少し及ばない感じだが、依然として十分な迫力を有していることは言うまでもない。ジェイソン・スーコフのプロデュース&アンディ・スニープのミックスということで、音の切れ味とバランスが非常に良いメタルアルバムに仕上がっている。