ex-SAVATAGEのザック・スティーヴンス(Vo)率いるCIRCLE II CIRCLEの3rdアルバム。前作や前々作に収められていた楽曲はSAVATAGEのジョン・オリヴァ(Vo/Key)とクリス・キャファリー(G)が手掛けていたのだが、本作は純粋にCIRCLE II CIRCLEのメンバーらによって作られた初めての作品であり、また初のコンセプトアルバムとなっている。ソングライティングからバンドで取り組んだことが良い方向に作用したようで、ザックの特長はそのままにSAVATAGEとは一線を画す個性を確立したと言えるだろう。より立体感のあるサウンドで、センスの良いエモーショナルなギターソロなどもしっかりと取り入れられており、たしかなテクニックを感じさせるメロディアスなヘヴィメタルアルバムに仕上がっている。バンドとして大きく前進した力作！