DARKEST HOUR / Undoing Ruin
ワシントンD.C.出身のハードコアメタルバンド、DARKEST HOURの4thアルバム。スラッシュ、メロデス、ハードコアといった要素をミックスした音楽性は基本的な部分ではこれまでと変わっていないのだが、格段にメロディアスになったことは比較的大きな変化と言えよう。前作で荒々しくスラッシーに疾走していたギターリフは、本作ではタイト感そのままでよりきめ細かく整えられたという印象。そうした荒削り感が減少した分だけ攻撃性がダウンしたと感じるかもしれない。しかしながら十分なアグレッションは依然として有しているし、何よりもソングライティング能力の向上には目を見張るものがある。しっかりとした叙情性も兼ね備えるようになった、まさに成長の1枚である。