DEATH / Human
4作目となる本作は、チャック・シュルディナー(Vo/G)以外をごっそりメンバーチェンジし、驚異的な音楽的発展を遂げたバンドの節目となる作品だ。CYNICからポール・マスヴィダル(G)とショーン・レイナート(Ds)、SADUSからスティーヴ・ディジョルジオ(B)という、贅を尽くした面子がチャックのやりたいことを120%再現するとこうなりました、ってな感じ。特にリズム隊の様々なアイデアフレーズは、全ての楽曲の洗練度と難易度を格段にアップさせている重要な要素の一つだ。テンションとアグレッションをともに高位置でキープしながら、34分があっという間に感じられる秀逸作。いやー、出たときはアホほど聴きまくった!