DEATH / Individual Thought Patterns
4thアルバム「Human」以降、チャック・シュルディナー(G/Vo)のプロジェクトバンドのような雰囲気になったが、それによりテクニカルデスメタルバンドへ劇的な変貌を遂げたDEATHの5thアルバム。今作ではジーン・ホグラン(Ds)とKING DIAMONDのアンディ・ラ・ロック(G)を新たに迎え、前作「Human」にも勝るクオリティを達成している。複雑で意外とメロディアスなチャックとアンディのギターリフ、それとは別の動きをするスティーヴ・ディジョルジオのフレットレスベース、高速ツーバスも含めて手数足数の多い破壊力抜群のジーン・ホグランのドラム。これらが一体となって、聴く者に有無を言わせない圧倒的なパワーを放っている。前作「Human」と並んで、DEATHの最高傑作である。