DEATH / Spiritual Healing
3rdアルバム。リック・ロッツ(G)の後任としてジェイムス・マーフィー(G)が加入したことによってチャック・シュルディナー(Vo/G)とのツインリード体制が完成し、ギターソロにおいてもテクニカル&メロディアスで独特なプレイが多く見られる。チャックのボーカルの迫力と楽曲の個性が共に増しており、以降のDEATHサウンドの発展の基礎ともなるスタイルを築いた作品だ。1曲目「Living Monstrosity」の一発目のリフからしてDEATH特有の薫りがプンプンである。6曲目「Low Life」のギターソロではチャックとジェイムスの掛け合いツインリードが聴ける。どの曲も緩急を使ってアグレッションとおどろおどろしさを巧く表現している。