DECEMBER / Praying, Hoping, Nothing
ネバダ出身のカオティックコアバンド、DECEMBERの1stアルバム。緻密に練られた楽曲や変拍子を多用したリズムが怒涛の勢いで再現されている。荒々しくも整合感のあるギターリフ、ブラストビートや様々なリズムパターンを叩き出すドラム、低音を支配し音圧を押し上げるベース、迫力のあるダミ声シャウト型ボーカル、これらが一体となって非常に説得力のある音像を作り上げている。カオティックとはいえ音の輪郭は非常にハッキリとしており、楽曲も混沌度合いは程よい感じに抑えられているので意外と聴きやすい。尚、再発盤にはDEATH ANGELのカバー(意外!)などが追加収録されていて非常に興味深い。