DEW-SCENTED / Issue VI
次世代ジャーマンスラッシャー、DEW-SCENTEDの6thアルバム。サウンドの要でもあったフロリアン・ミューラー(G)が脱退してしまったが、本作には彼が作曲に関わった楽曲も収録されている。で、その内容はと言えば相変わらずタイトでアグレッシヴなスラッシュサウンドが全開。怒濤のクランチリフとスラッシュメタルらしい印象的なギターソロ、そして要所ではブラストビートも繰り出す手数足数の多いドラムなど、重量感と爽快感を併せ持った高純度スラッシュマシーンと化している。雰囲気的には前作「Impact」を継承した形となっており、さほど大きな変化はないが、むしろ不変の美学すら感じられる好感触ヘッドバンギングミュージックだ。