唯一無二の強烈な個性を放つヘヴィロックバンド、DISTURBEDの3年ぶりとなる3rdアルバム。衝撃の1st「Sickness」、究極の2nd「Believe」に続く本作は、やはり一発で彼らと判るDISTURBED節が全開の秀作である。彼らの最大の特徴であろう、非常にリズム感を重視したデイヴィッド・ドレイマン(Vo)の強靱なボーカルはもちろん本作でもバッチリ聴けるが、それに加えて今回はよりメロディアスなボーカルを多く聴かせてくれる。その結果、アルバムを通して聴くと以前よりも攻撃性がダウンしていると感じる部分はあるかもしれないが、サウンドの質自体は変わらずしっかりヘヴィでダン・ドネガン(G)のギタープレイも冴えている。彼らにしか表現できないものがたくさん詰まった魅力的なアルバムだ。

＜Track 5＞Stricken

＜Track 11＞Land Of Confusion