屈指のベテランベイエリアクランチャー、EXODUSの7thアルバム。前作リリース後、スティーヴ“ゼトロ”サウザ(Vo)、トム・ハンティング(Dr)、リック・ヒューノルト(G)と立て続けにバンドを離脱。バンド存続の危機かと思われたが、新たにロブ・デュークス(Vo)、ex-FORBBIDEN～SLAYERのポール・ボスタフ(Ds)、HEATHENのリー・アルタス(G)を加えて本作が完成した。気になる新ボーカルとの相性は驚くほどに良く、まるでバーロフとサウザを足して2で割ったかのようなタイプ。過去の名曲の数々も違和感なく歌いこなせるだろう。また、ボスタフのドラミングに加えてギターサウンド自体もさらにヘヴィになっており、EXODUS史上最重量級のアルバムとなっている。ゲイリー・ホルト(G)＝EXODUSであることをあらためて実感させられる強力な1枚！