INTRUDER / Psycho Savant
テネシー州はナッシュヴィル出身のスラッシャー、INTRUDERの3rdアルバム。いかにも80年代後半~90年代前半の薫りがするスラッシュメタルサウンドで、緩急をつけた展開などもしっかりと考えられた楽曲がバランスよく配置されている。なかなか印象的で凝ったリフをいくつも繰り出してくるかと思えば、ギターソロでは流麗なプレイをガツンとかましてくれるといった感じで、特にツインギターの活躍ぶりが目立つ。また、なんとなくNUCLEAR ASSAULTのジョン・コネリー(Vo/G)にも少し似たメロディラインを持つボーカルと時折挿入される男臭いコーラスが妙にクセになってハマってしまう。1stアルバムを名盤とする向きもあるが、本作もそれと並ぶ秀作である。