ハワード・ジョーンズ(Vo)の脱退、そして2nd「Alive Or Just Breathing」まで在籍していたジェシー・リーチ(Vo)の復帰というメンバーチェンジを経て制作された6thアルバム。ジェシーとハワードはタイプの異なるボーカリストだが、どちらもKILLSWITCH ENGAGEのイメージとしてそれぞれ定着しているので、今回のチェンジによる音楽的な違和感は全くない。深みがあって粘度高めなハワードよりもシャープでクリアなボーカルを聴かせるジェシーが歌うと、やはり全体の印象もシャープなものになる。曲の雰囲気はこれまでと大きく変わらず、オリジネーターとしての風格漂うメタルコアサウンドを展開しているが、一部でブラストビートを使うなどして変化を付けたりも。メロディーセンスも相変わらず良い。期待を裏切らない内容だ。

＜Track 4＞In Due Time