OPETH / Ghost Reveries
ミカエル・オーカーフェルド(Vo/G)率いるスウェディッシュプログレッシヴデスメタルバンド、OPETHの8thアルバム。アグレッションに重きを置いた前々作「Deliverance」、メタル度0%(!)の前作「Damnation」と両極端な2部作をリリースし、どちらも非常に高い評価を獲得した彼ら。そして、ここに再びその静と動を1枚に融合させた作品が完成した。デスヴォイスもしっかり使っているが、もはやデスメタルという言葉は相応しくない気もする。凄まじい広がりをみせる荘美なOPETHワールドが時に激しく咆え、時に穏やかに聴き手を包み込む。相変わらず10分前後の楽曲が並んでいるが、そんな長さなど微塵も感じさせない才能は脱帽モノだ。一体、何枚傑作を作れば気が済むのだろうか(笑)