PRETTY MAIDS / Motherland
12thアルバム。久々に勢いを感じた前作「Pandemonium」に続く本作の第一印象は、伸びやかであるということ。比較的ハードエッジな曲調であっても、ロニー・アトキンス(Vo)の歌い方がさほどパワーを強調するものではなかったり、またケン・ハマー(G)のギターサウンドはいつもより少しまろやかになっているため、いい意味でベテランらしい落ち着いた雰囲気が出ている。音がまろやかになったといってもボトムはしっかり効いており、決して軽くなったということではない。肝心の楽曲についてだが、1曲目の「Mother Of All Lies」がそこそこ強めのインパクトを持っているものの、その後は悪くない曲が続く。うーん、ホント悪くはないんですけどねー。でも手放しで良いと言い切れない感じが、今となってはPRETTY MAIDSらしい、なんて言うと怒られるか。。