7thアルバム。デスメタル界の第1世代である彼らは、1st「Effigy Of The Forgotten」でテクニカルな印象を与えたものの、その後デスメタル界全体のテクニカル化が進んだため、彼らがそういった面で特別目立つことはなくなった。しかし、テランス・ホブス(G)が生み出すリフの数々は依然としてスリリングであり、本作の楽曲とサウンドのまとまり具合は絶品である。マイク・スミス(Ds)の再脱退により、1998年リリースのEP「Despise The Sun」で叩いた経験のあるex-MALEVOLENT CREATIONのデイヴ・カルロス(Ds)が本作から加入しており、彼の強靱なプレイが作品のクオリティを底上げしている。オールドスクールデスメタルはまだまだ死なない。

＜Track 4＞As Grace Descends