マット・ヒーフィー(Vo/G)率いるフロリダのTRIVIUMによる2ndアルバム。しかしこの成長ぶりは凄い！前作も決して悪くはなかったし、今後が楽しみ～という感じだったが、わずか2年足らずの間にそんなこちらの期待を超える作品を完成させてしまった。タイトかつスラッシーなギターリフにはさらに磨きがかかり、ボーカルも表現力を増して楽曲のクオリティを格段に押し上げている。なんと言ってもフックのあるフレーズが大幅に増えたことは大きい。前作同様、CAPHARNAUMのジェイソン・スーコフ(G)がプロデュースに加わっておりアンディ・スニープがミックスを手掛けているためサウンドは申し分ない。スラッシュ・メロデス・ハードコアなど自身が受けた影響をちゃんと消化した上で、楽曲を表現力豊かに構築している素晴らしいアルバムだ。