YNGWIE MALMSTEEN / Trilogy
北欧スウェーデンの速弾きギタリスト、イングヴェイ・マルムスティーンの3rdアルバム。クラシック音楽に傾倒する彼は、今作でも当然その志向がプレイにしっかり表れている。いい意味でキャッチーな面もあり、ボーカルがジェフ・スコット・ソートからマーク・ボールズに交替したことでバンドとしても飛躍的なレベルアップを遂げている。2曲目「Liar」のような北欧独特な雰囲気を持った曲から、ラストナンバー「Trilogy Suite Op:5」のような完全にクラシック的なプレイを魅せる曲まで、アルバムとしても非常にバランスのとれた内容となっており、今なお彼の最高傑作との呼び声が高い超名盤である。